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第8回 夫婦二人暮らしの家計シミュレーション

年金生活実践記 生活
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年金の範囲で、夫婦二人暮らしではどんな暮らしができるのかを考えてみます。

私たち夫婦の年金は、加給年金を含めて年間約260万円になる見込みです。
月平均にすると約21万7,000円です。
ただし、税金や保険料を差し引く前の金額なので、当然全額を生活費には使えません。

そこで私は、手取りを確定させる前の仮の家計として、少し厳しめに月19万円で暮らす場合を考えてみました。

月19万円で考えた家計例

項目月額の目安
食費45,000円
電気・ガス・水道20,000円
通信費10,000円
日用品8,000円
医療費8,000円
車・交通費15,000円
住まいの維持費10,000円
税金・保険料積立35,000円
旅行・楽しみ積立10,000円
予備費9,000円
趣味・小遣い20,000円
合計190,000円

これは、私たちの生活を考えるための仮の数字です。
住居費、車の有無、持病、地域、食生活などによって、必要な金額は大きく変わります。

大切なのは、平均的な老後生活費に自分たちを無理やり合わせることではなく、
自分の通帳から出ている実際の金額を使うことだと思います。

税金と保険料は生活費と分ける

年金生活の家計で特に注意したいのが、税金と保険料です。
年金から天引きされる場合でも、納付書で支払う場合でも、暮らしに使えるお金が減ることに変わりはありません。

私は税金と保険料を「余ったお金から払うもの」にせず、最初から家計に入れることと考えました。
正式な年間額が分かったら12か月で割り、毎月その金額を別に取り分けます。
これが一番現実的だと思いますが、どうでしょう?

医療費は少なすぎない金額を置く

今は大きな病気がなくても、年齢とともに通院や薬の費用が増える可能性があります。
医療費を0円で組むと、病院へ行った月だけ家計が崩れます。
私は毎月一定額を医療費として確保し、使わなかった分は翌月へ残す方法がよいと考えました。

また、医療費が高額になった場合には、高額療養費制度を利用できる可能性があります。

自己負担限度額は年齢や所得区分などで異なるため、入院や高額な治療の前には保険者へ確認します。居住地の市も所得区分ごとの限度額を案内しています。

旅行費を家計に残した理由

私は年金生活に入っても、旅行を楽しみたいと考えています。
旅行費を全部削れば家計は引き締まりますけどね。

しかし、それでは何のために長く働いてきたのか分からなくなります。
そこで、毎月1万円を旅行や楽しみのために積み立てる形にしました。

年間12万円あれば、近場の温泉旅行や季節の小旅行を計画できます。
高額な旅行を勢いで予約するのではなく、積み立てた金額の中で楽しみます。

加給年金終了後の家計も考える

現在の年間約260万円には、妻に関する加給年金を含めています。
加給年金は、妻が65歳になるなど、条件を外れると終了します。
妻の年金額は、まだ確認していませんので、今後見直します。

妻が65歳になった後は収入が減る可能性があるため、年間260万円を前提に固定費を増やさないようにします。

通信費や保険料、定期購入など、毎月自動的に引かれる支出は、
一度増やすと下げにくくなります。減らしたくないですよね?

年金が多い時期に固定費を膨らませず、加給年金終了後にも対応できる形を目指します。

家計簿は細かくしすぎない

私は一円単位まで記録する家計簿を続ける自信がありませんし、記帳する気もありません。

そこで、大雑把に次の五つ程度に分けるつもりです。

  • 食べるお金
  • 暮らすお金
  • 移動するお金
  • 健康を守るお金
  • 楽しむお金

細かさよりも、毎月赤字か黒字かを確認することを優先します。
家計簿が立派でも、開かなくなれば静かな置物です。
続けられる簡単な方法のほうが、私には長続きできると思っています。

年金生活は節約だけでは続かない

夫婦二人の年金生活では、無駄を減らすことも必要です。
しかし、我慢だけの暮らしは長続きしません。
必要なもの、楽しみたいこと、将来の備えを分けて考えることで、使ってよいお金が見えてきます。

次回は、私が退職前に実際に準備してよかったことを、手続きと暮らしの両面からまとめます。



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